一点五流

1.5流の人間が「コンサルティングファーム」と「投資銀行」を両方経験したからこそ分かったことを書きます

#1 自己紹介と目次

誰をターゲットに書いているのか?

コンサルティングファーム投資銀行を両方経験した。両方経験したが、私は1.5流である。決して両ファームでとびぬけた成績は残していない。何となく使い勝手のいいやつどまりであった。そんな普通の人間が両方経験してわかることがある。それは一流が2つを経験してわかることではない。あくまで、一流と二流の間の人間、1.5流から見たことだ。

 

未だに就活中の学生は、コンサルと外銀で迷う。私も就活中この2つで悩んだ。でもなぜこの2つを比べるのかよくわからない。何となく一流っぽくてかっこいいイメージがあった。

しかし、それは仕事内容を全く理解していない。別にそれで入社してもいいのだが、私はもっと学生時代に色々知りたかった。そんな就活中の学生の足しになればいいと思って書く。

また、新卒時にこの2つを受け、落ちて他社に行ったがもう一度チャレンジしたいという30ぐらいまでの転職予備軍の方向けにも書きたい。分かりづらい仕事内容をイメージしてもらえるように書ければと思う。

 

Season1ではコンサルティング会社と投資銀行を比較しながら、就活学生と転職志望者向けにブログを書いてみたい。

その後、Season2以降は今小さいお子様を持っている保護者向けに、将来に役立つ勉強というのも書いてみたい。仕事から振り返って何をしておくべきか、自分の子供のためにもまとめておきたい。

また、企業の人向けに、コンサルティングファーム投資銀行との付き合い方を書いてみたい。もう最近は使い方がうまい人だらけなので、たまに下手な人もいるので、書いてみたい。

それでは、Season1 for就活、転職者編を書いていこう

 

私がコンサルを受けた理由

なぜ新卒でコンサルを選んだか。

このキャリアになった経緯は大学時代の就職時期にさかのぼる。

今をときめく”意識高い系”までではなかったが、”意識高いもどき”ではあった。

サークル活動はビジネスコンテスト的なところに所属したり、留学もしたりと活動的なタイプではあった。その当時インターンは今のように誰でもやるものではなかったが、大学2年から自分でインターン先を開拓しにいって、そこで働かせてもらった。

大学3年になると、すぐに就職活動をし、実際に面接も受けた。理系だったので、大学では就職せず、大学院に行ったが、大学時代の就職活動があったので、大学院時代は準備なく本選考期に入れた。

その時に受けた業界が、外コン、外銀、商社である。深い理由などなく、幅広い業務に携われそうだなというのと、かっこいいイメージがあり、給与が高かったからだ。

 

大学時代に読んでいた本で影響を受けたのは愚直論、ハゲタカ、最強ヘッジファンドLTCMの興亡で、村上ファンドホリエモンに憧れていた経済ミーハーな学生だったので、上記の3つは自然と絞られていった。

将来はコンサルか投資銀行に行って、ファンドに移って、今で言うプロ経営者になりたいとふわふわな頭で考えていた。

 

私がコンサルを選んだ理由

就職活動では、比較的うまくいった。外コン、外銀、商社全てから内定をもらった。ただし、全てうまくいったわけではない。外コンは2社中1社、外銀は2社中1社、商社は5社中2社だった。商社3社は早々に落ちた。おそらく英語とOB訪問をしなかったからかと思う。憧れていた割に、外コン、外銀を受けた数が少ないのは初動が遅れたから。大学院の勉強が忙しく、大学時代やっていたこともあり、ナメていた。就活は早く動くことが全てなのだ。理系だから遅れたと思う。

そんな中、なぜ外コンに行ったのか。雰囲気にやられた。豪華なレストランで接待された。そして、話すことがかっこよかった。「世界をどうこうしたい」とか、「実はプロジェクトの合間はやることがなく、公園で寝てた」とか聞いて、大きなビジョンを語りながら自由な働き方に憧れた

外銀は、どうも人を見下した感じが嫌だった。「見てみろ、屑が歩いているぞ。吉野家とか食うのかな」とビルから下を見て言っているときは、こいつマジかと思った。後、リーマン前でちょっと危うさも感じた。(偉そうに言えるほど、先を見越していたわけではない)

商社は、昔ながらの中華料理屋でいかに色んなところで接待をしたかの話をされた。タイの2件目では女の子を客に持たせて、そこからパリに飛び、客に三ツ星フレンチで接待をしたとか永遠に接待の話をされた。仕事については、革靴の革製品を輸入しているとかしか聞かなかった。

コンサルが圧倒的に世界を変える感があったし、頭がよさそうだった。今考えると幻想だ。全ては店の雰囲気にやられたからかもしれない。私は晴れてコンサルに入社することにした。

Season1 目次
#1 自己紹介と目次
就活ノウハウ
#2 コンサル内定法
#3 意識高い系に勝つ方法
#4 企業分析の仕方
#5 採用選考としてのインターン
#6 内定時にやるべきこと
仕事理解(コンサル)
#7 コンサルの仕事
#8 コンサルのやりがい
#9 コンサルを辞めた後の転職先
仕事理解(投資銀行
#10 投資銀行の仕事
#11 外資系と日系の投資銀行の違い
#12 投資銀行のやりがい
#13 投資銀行を辞めた後の転職先
企業・業界選択
#14 新卒でどこに入るのがいいのか①
#15 新卒でどこに入るのがいいのか②
#16 新卒でどこに入るのがいいのか③
#17 結局どこの会社がいいのか
知っておいた方がいいこと
#18 学歴フィルター
#19 大学でやるべきこと
#20 最も怖い配属リスク
#21 転職の波の読み方
#22 1.5流の悩み

 

 

既に書き溜めたのだが、徐々にリリースしていく。知りたいところだけ見てもらえればいい。言い訳をしておくとバシッと答えがでていないことが多い。そんな時は質問なり、ご意見なり遠慮なく送ってほしい。

consul.investment@gmail.com

それをまとめて回答するseasonも作りたい。そんな人が読んでくれるのか?

また、いつも思うのは所詮数社しか見ていない人間だから普遍的に語れるわけがない。それぞれのファームを違う価値観で見るのだから、当然違うこともある。そんなことも心広く見てほしい。

それでは次回、簡単なコンサル内定法を書く。